現代神輿用語の基礎知識

お祭り好きが集まって結成された架空の会社、江戸神輿ねっと振興社(惜しまれつつ平成18年1月に閉鎖)のメンバーが作り上げた、ユーモアあふれ、尚且つ真面目な用語集。
「お祭りに興味はあるし、参加してみたいけど、なんだか敷居が高い…」なんて思っている方には、この用語集がきっとお役に立ちます。
すでに担ぎ手としてお祭りに参加している方々にも、「こんな言葉があったのか!」「こんな意味があったんだ!」と目から鱗の用語集。

みこし - 【神輿】御神体(ごしんたい)がのっている神社の神輿を本社神輿、または宮神輿という。渡卸の前に御神霊を神輿に移す儀式を御魂入式とか入魂式と呼ぶ。本社神輿のほか、氏子各町会が独自で持っている町会(内)神輿、神輿同好会が持っている会神輿がある。御霊が宿った神輿を土足で踏みつけたり、歩道橋などの高い場所から見下ろすことは不謹慎とされる。
みこしだこ - 【神輿胼胝】永年神輿を担いでいる者の肩にある勲章。祭りのときにだけ自慢できる。海やプール、銭湯などではギョッとされることもある。触ってみるとちょっと固く、担ぐたびに出来る人と担がない時期も出来たままの人がいる。最近では体質で出来る人と出来ない人がいることが判明し、出来ていても肩が強いわけではない人がいることが分かった。瘤(こぶ)ともいう。
みずでっぽう - 【水鉄砲】深川の水掛で仕返しをするための必須アイテム。
みゃ~ - 18歳未満女性限定の担ぐ時のかけ声。西小山が有名。
みやいり - 【宮入り】本社へ帰り、祭の終わりを告げるのが宮入り。
みやだし - 【宮出し】渡卸のはじまりに神社の鳥居を神輿がくぐり町へ出ることを宮出し。三社祭の場合は、大喧嘩大会。
みやみこし - 【宮神輿】神社に納められている神輿。町会の神輿よりもたいてい大きく、風格がある。毎年渡御されるところもあるが、隔年、三年毎、七年毎という神社もある。担ぎ手不足や諸事情に影響され、渡御を行わずに神事のみという神社も。
みやもと - 【宮元】神社の近くの町会。
みょうがや - 【めうがや】浅草の祭用具専門店。祭用具界のグッチ。https://meugaya.jp/

現代神輿用語の基礎知識は、当時HTML形式で作成されていましたが、誰でも追加・編集ができるようにサーバサイドで動くスクリプト化を提案し採用していただいた経緯があり、その頃に掲載許可をいただいています。今回いくつか用語の追加・訂正を行い、新たに辞書プラグインを使用してまとめ直しました。
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