現代神輿用語の基礎知識

お祭り好きが集まって結成された架空の会社、江戸神輿ねっと振興社(惜しまれつつ平成18年1月に閉鎖)のメンバーが作り上げた、ユーモアあふれ、尚且つ真面目な用語集。
「お祭りに興味はあるし、参加してみたいけど、なんだか敷居が高い…」なんて思っている方には、この用語集がきっとお役に立ちます。
すでに担ぎ手としてお祭りに参加している方々にも、「こんな言葉があったのか!」「こんな意味があったんだ!」と目から鱗の用語集。

はくせん - 【白扇】元々結婚式の時に新郎が持つ末広の事。しかしおめでたい物として担ぎ屋連中の間で使われている。中にはこれを武器として使用する輩もいる。おめでたくて恐い持ち物。
ばすたおるぞー - 【バスタオルぞー】神輿の横をバスが通る時に危険を知らせるかけ声。「バス通るぞ」から変化。
はちあらい - 【鉢洗い】祭の後の飲み会。一気飲み大会。《類義語》直会/笠抜き
はっぴ - 【法被】本来の意味は印半纏のこと。その意味からすれば会の半纏も法被と呼ぶべきであろうが、実際には空色で背中に大きく赤で「祭」と入っているプリント生地で作られたものを法被、染め生地で作られたものを半纏と区別することが多い。担ぎ屋の中で「お宅の法被さぁ…」なんて声をかけると、変な顔をされるという興味深い単語。
はつほうりょう - 【初穂料】神社などで安全祈願などをしていただく時に支払うお金また御札、お守り等神社グッズを買う時に支払うお金。代金と言わない所に宗教法人の無税の片鱗をかいまみる事が出来るありがたいお言葉。
はな - 【先・花・鼻】神輿の前後にとおっている担ぎ棒のいちばん先の端をいう。または、担ぎ手をいう。掛け声をかけるにも、前へ進むにも一番目立つリーダー的位置。とりあえずどの神輿でも一度は担いでみたい場所。競争率も激しい。ここを担げば「この神輿はもらった」って感じになる。「御先棒(おさきぼう)を担ぐ」や「片棒を担ぐ」と混同しないよう注意。《用例》「―を担ぐ」「―に入る」
はらまき - 【腹巻】締込をした際に締込が落ちないよう、または、お腹が冷えてピーピーにならないようにするものだが、カメラや携帯などの小物も収納できるので、手ぶらで祭りに参加したいタイプの担ぎ手には便利なアイテム。

現代神輿用語の基礎知識は、当時HTML形式で作成されていましたが、誰でも追加・編集ができるようにサーバサイドで動くスクリプト化を提案し採用していただいた経緯があり、その頃に掲載許可をいただいています。今回いくつか用語の追加・訂正を行い、新たに辞書プラグインを使用してまとめ直しました。
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